LINE WORKSと個人で利用するLINEの違いについてわかりやすく解説
LINEは、ビジネスでもプライベートでも幅広く使われています。電話番号1つにつき1つのアカウントしか作成できないので、仕事でもプライベートでも同じLINEを使っている人も多いのではないでしょうか。実はLINEには個人用のアカウントの他に、ビジネスで使われるLINE WORKSや、企業などの公式LINEアカウントがあります。
これらは企業が使うLINEですが、それぞれ情報発信の種類が違うため、社員間のやり取りや社外とのコミュニケーションなど、情報の種類・相手によって、適切なアカウントを使い分けなくてはなりません。ここでは、個人用のLINEとLINE WORKSについて詳しく解説します。
目次[非表示]
- 1.個人で利用するLINEについて
- 1.1.LINEとは
- 1.2.普及率
- 1.3.個人で利用するLINEの特徴的な機能
- 2.LINE WORKS
- 2.1.導入企業数
- 2.2.特徴
- 2.3.LINE WORKSとLINEで共通の機能や特徴
- 2.4.LINE WORKSとLINEで異なる機能や特徴
- 3.LINE WORKS活用のポイント
- 3.1.ルールを決める
- 4.LINE WORKSの活用事例
- 5.まとめ
個人で利用するLINEについて
まずは、個人で利用するLINEについて説明します。
LINEとは
LINEは、スマートフォンでよく使われているアプリケーションです。お互いにLINEをインストールしていれば、インターネット経由で無料でメッセージのやり取りや通話ができます。そのため現在は多くの人に使われており、欠かせないコミュニケーションツールの1つになっています。
普及率
LINEの利用率は、過去10年の間一貫して増加しています。2021年度では全年代で92.5%に達しました。
引用元:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>|総務省情報通信政策研究所
年代別の利用率でも10代~50代で90%を超えており、60代でも82.6%のユーザーがいます。
引用元:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>|総務省情報通信政策研究所
またLINEにはグローバルで月間アクティブユーザーが約1億9,400万人います。また日本以外にも台湾、タイ、インドネシアなどでも使われており、2020年現在、3カ国を合わせて8,100万人のユーザーがいます。
引用元:2020年12月期 第3四半期 決算補足説明資料|LINE株式会社
個人で利用するLINEの特徴的な機能
個人用LINE、一般的に使われているLINEには、次のような機能があります。
●トーク
相手とメッセージをやり取りするチャットは、LINEで最も使われている機能でしょう。個人間だけでなく、グループでのやり取りもよく使われています。テキストだけでなく、スタンプ、画像、動画、位置情報、さらにはLINE Payなどさまざまな情報を送ることが可能です。
●音声通話
LINE通話を使えば、海外からでも無料で音声通話やビデオ通話が可能です。音声通話やビデオ通話はトーク画面から利用できます。
●ホーム
友だちリストやスタンプ、着せかえなどさまざまなサービスへの入り口になります。
●タイムライン
個人やグループから、友だち全員への発信が可能な画面です。自分についての情報を投稿し、広く友だちと共有できます。
●LINEウォレット
LINE Payからモバイル送金や決済などができます。友人に送金したり、スタンプを買ったり、LINEショッピングの決済を行ったりするのに使われています。
その他、LINE NEWS、LINE GAME、LINE マンガ、LINE MUSIC、LINE バイトなどさまざまなサービスが提供されています。
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LINE WORKS
LINE WORKSは、LINEと似たインターフェースのビジネス向けコミュニケーションツールです。ビジネス向けに特化したLINEといってもよいかもしれません。インターフェースは似ていますが、自社内および取引先などと情報をやり取りするためのもので、個人用のLINEとは異なります。
導入企業数
サービス提供より順調にユーザーが増えており、2023年現在、43万社に導入され、450万人のユーザーを獲得しています。
引用元:ワークスモバイルジャパン、「LINE WORKS」の最新実績数値を発表 「43万社」が導入、 「450万ユーザー」が利用に成長
特徴
LINE WORKSには、次のような特徴があります。
●LINEと同じ感覚で使える
普段使っているLINEと似たインターフェースで、同じ感覚で使えます。LINEと同じようにスタンプなども使えます。
LINEユーザーならすぐに操作に馴染むことができ、習得するために長い時間は必要ありません。
●個人用のLINEとは異なるアカウントやアプリケーションが必要
プライベートのLINEを仕事に使うのではなく、LINE WORKSのアプリケーションと専用アカウントを利用し、プライベートとは完全に使い分けます。
それによって、LINEを業務利用するリスクを避けることが可能です。具体的には、操作ミスによる情報流出、退職者への情報漏れ、電話帳からの勝手な友だち登録、乗っ取りからのなりすましなどを防ぐことができます。
●ビジネス向け機能が豊富
トークだけでなく、カレンダー、タスク管理、ファイル共有など、ビジネスに必要な機能が搭載されています。
LINE WORKSとLINEで共通の機能や特徴
LINE WORKSとLINEに共通する、特徴的な機能や特徴をご紹介します。
●ビジネスチャット
LINEの「トーク」にあたる、個人間、またはグループ内でのメッセージ機能です。スタンプや音声通話、ビデオ通話もLINE同様に使えます。LINE WORKSでは、グループのどのメンバーが既読/未読なのかを確認することも可能です。取引先など、社外のユーザーの個人用LINEやLINE WORKSともつながることができます。Drive機能でファイルを個人間やグループ内で共有することも可能です。
●掲示板
LINEの「タイムライン」にあたる、相手を指定しない投稿です。ユーザーは必要なときに確認できます。プッシュ通知や再通知、必読の設定も可能なので、情報を見落とすことがありません。
●アドレス帳
LINEの「友だち」一覧にあたります。LINE WORKS内のメンバーを一覧表示するので、名前だけでなく部署名からでも相手を指定し、さまざまな機能を利用できます。
LINE WORKSとLINEで異なる機能や特徴
LINEにはない、LINE WORKS独自の機能や特徴をご紹介します。ビジネスには欠かせない機能や特徴です。
●セキュリティ対策
LINE WORKSはビジネス用なので、セキュリティが強化されています。通信は暗号化され、通信にも異常がないかモニタリングされています。また、管理者の設定や細かな権限の指定など、運用面でもセキュリティが強化されています。
●シャドーIT対策
LINE WORKSはビジネス専用のアカウントとアプリケーションを利用しています。しかし操作はいつものLINEとあまり変わらないので「使いやすいので、つい個人用のLINEを使ってしまう」ということがありません。これはシャドーITの発生を防ぎ、セキュリティを強化することにつながります。
●カレンダーやタスク管理が可能
LINE WORKSでは、グループ、またはメンバー間でカレンダーを共有し、スケジュール管理を行えます。また、トークと連携したタスク管理も可能です。そこで、トークからシームレスにスケジュール管理やタスク管理を行うこともできます。
●外部サービスとの連携
LINEだけでなく、ワークフローシステム、SFA(営業支援システム)、CRM(顧客管理システム)、勤怠管理システムなどさまざまな外部サービスやシステムと連携できます。
●メンバーごとの既読確認
LINE WORKSでは、グループトークでも誰が既読で誰が未読なのかがわかります。そのため、情報を漏れなく周知することが可能です。
●電話番号とアカウントが無関係
LINE WORKSのアカウントは、LINEとは異なり、電話番号と紐付いていません。IDとパスワードは管理者が発行します。
LINE WORKS活用のポイント
LINE WORKSを活用してスムーズに業務を進めるためのポイントは、あらかじめルールを決めておくことです。
ルールを決める
ユーザーに負担をかけずにLINE WORKSを活用するには、次のようなルールが必要です。
●「既読」で返事にする
既読がつくだけで、メッセージを読んだことがわかります。大人数のトークルームでは、全員で返事をする必要はありません。返事をしていては、手間がかかるだけでなく、必要な情報が埋もれてしまうからです。「返事をしなくてもよい」ではなく、積極的に「追加情報や質問がないなら返事をしない」でもかまいません。
●時間外には「既読」もつかないのが普通と考える
LINE WORKSはスマートフォンにメッセージを送っているので、いつでも読んでくれると思いがちです。しかし、時間外には仕事のことを考えないという人も多いでしょう。時間外には既読がつかないことが普通だというルールにしておきます。そうでないと、24時間対応しなくてはなりません。
●顧客や取引先には自動応答メッセージを活用する
外部連携時の自動応答メッセージを設定します。社内では「時間外は既読にしなくてもOK」でも、社外の顧客に対しては失礼だと考える場合もあります。そこで、指定した時間帯には、外部ユーザーからトークがあっても自動応答メッセージを返信するように設定できます。自動であっても返信があれば失礼にはなりにくいでしょう。
LINE WORKSの活用事例
実際に、業務にLINE WORKSを活用している事例を3つご紹介します。
活用事例①
伊藤忠グループの総合物流会社である「伊藤忠ロジスティクス株式会社」では、毎月、各営業本部が集合する部課長会議が開催されています。しかし移動にかかる時間やコストが大きな課題でした。また、コロナ禍により3密回避も課題となっています。
そこでLINE WORKSを導入し、ビデオ会議を活用して業務効率化・生産性の向上を図りました。さまざまな場面でビデオ会議を利用することで、コストを大幅に削減し、感染対策にもつながっています。さらに、社員がビデオ会議やチャットを活用するようになり、コミュニケーションも活性化しました。
続きはこちら▶伊藤忠ロジスティクス株式会社様|「LINE WORKS」のビデオ会議機能で、月一回の部課長会議に関わる移動時間、出張コストを削減!
活用事例②
高級輸入車販売の「株式会社ヤナセ」では、顧客とのコミュニケーションが多様化する中で、より迅速で手軽なセキュリティを確保したコミュニケーション方法を探していました。
そこでLINEと連携してトークができるLINE WORKSを導入しました。従来の連絡手段よりも手軽かつ迅速にコミュニケーションできるようになり、お客さまだけでなく、スタッフ同士のコミュニケーションも活性化しています。また連絡手段のセキュリティも確保でき、安全にコミュニケーションができています。
続きはこちら▶株式会社ヤナセ様|LINEで連絡したいお客様の要望をセキュアな環境で実現し、営業活動のリードタイムを短縮!
活用事例③
港湾運送事業を行う「東京国際埠頭株式会社」では、社内の重要情報はグループウェアで共有していましたが、時間がかかること、情報の抜け漏れが発生することが課題でした。また現場の作業員と事務所の職員とのコミュニケーションは電話で行っていましたが、確実性が低く、作業中断やミスもよく発生していたのです。
そこでLINE WORKSを導入し、生産性の向上とミスの削減を実現しました。LINEならではのリアルタイム性と、テキストや画像による抜け漏れない情報共有により、現場から社長までスムーズに情報共有が可能になったのです。
続きはこちら▶東京国際埠頭株式会社様|LINE WORKSで現場から経営トップまでの円滑な情報共有を実現
まとめ
LINE WORKSは、個人利用のLINEとインターフェースが似ており、機能や使用感にも近いものがあります。しかし個人用のLINEとはアプリケーションやアカウントが分けられており、ビジネスに必要な機能やセキュリティ対策も用意されているので、企業で利用するのにはこちらがおすすめです。
また、LINE WORKSは企業内でのコミュニケーションだけでなく、外部のユーザーともやり取りして、業務効率化に役立てることができます。しかし、ビジネスで活用するには、セキュリティや運用保守に十分注意が必要です。できればLINE WORKSに関するノウハウを持つ専門家のサポートを受けることをおすすめします。LINE WORKSの導入を検討する際には、ぜひコネクシオにご相談ください。
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