BYODを効率的に導入するには、さまざまなツールを利用するのが最も近道といえます。ここではBYOD導入に関して役立つ、3つのツールをご紹介します。
MDM
MDMとはMobile Device Managementの頭文字を取った言葉で、モバイルデバイス管理という意味を持ちます。MDMを利用すると、遠隔で複数のPCやスマートフォンを管理できるため、テレワークなどで離れた場所にある端末はもちろん、BYOD端末の管理も可能です。MDMを利用すると、セキュリティ対策ソフトの管理やOSのアップデート状況の確認などが行えるだけでなく、端末の紛失時にBYOD端末を遠隔でロックするといったことも可能です。
代表的なMDMサービス「
マネージドモバイルサービス」では、BYOD導入前の段階から運用設計を行い、企業にとって最適なサービスを提供してくれます。BYODの導入やテレワークの導入を検討しているのであれば、まずマネージドモバイルサービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
クラウドPBX
テレワークのためにBYODを導入しようと考えた場合、忘れてはならないのがオフィスで利用している内線や代表電話の扱いです。例えばテレワークを始めたものの、電話対応のために出社しなくてはならない社員がいることはナンセンスといえるでしょう。このような場合、クラウドPBXというサービスを利用すれば、出社の必要がなくなり、テレワーク中の各社員に対しても、これまで通り内線電話を利用できます。
例えば「
Arcstar Smart PBX」というクラウドPBXは、企業の拠点間や外出先と内線通話が無料で行えるほか、Arcstar Smart PBXアプリを導入することでBYOD端末である社員所有のスマートフォンを内線端末化できます。運用についても手厚いサポートがあるため安心です。
チャットツール
テレワークを考えたときに課題となるのが、コミュニケーションが取りにくくなるといった問題です。こうした場合、クラウドサービスで提供されるチャットツールの導入が便利です。チャットツールはメールや電話に代わる、テレワーク時代のコミュニケーションツールとして企業から注目されていて、代表的なツールには「
LINE WORKS」があります。
LINE WORKSはLINEと同じようにトークが行うことができ、社内はもちろん取引先といった社外の方とのやり取りも可能です。大切なデータをセキュアに保護しつつ、便利に共有できるフォルダや、カレンダーといったグループウェア機能も有しているため、テレワークには必須のツールといえるでしょう。
まとめ
BYODは企業と従業員の双方にとって大きなメリットがありますが、そのメリットを活かすためには、リスクを理解した上で、適切に導入しなければなりません。特にBYOD端末をテレワークで利用してもらう場合には、管理者の目の届かない場所で使われるため、MDMなどのツールを利用した管理も大切です。
そして忘れてはならないのが、BYODやテレワークの導入を助けるさまざまなツール・サービスの利用です。BYODやテレワークの導入において成功の鍵となるのは、MDMやクラウドPBX、チャットツールなどの導入にあるといっても過言ではありません。
BYODやテレワークに関するお悩みやご相談はぜひコネクシオにお問い合わせください。