LINE WORKSの機能紹介!LINEとの違い、セキュリティや費用・プランを解説
近年は手軽かつリアルタイムなコミュニケーションを重視する企業が増え、ビジネスチャットへの注目が高まりました。
本記事では、ビジネス版LINEである「LINE WORKS」を紹介します。LINE WORKSとは何か、LINE WORKSでできることやLINEとの違いも解説します。
LINE WORKSとは、仕事でも安心して利用できる「ビジネス版LINE」です。2017年2月にローンチされ、2020年度には有料ビジネスチャットサービスにおけるシェアNo.1を獲得し(※)、導入企業数は35万社を突破しました。(2021年12月時点)
使用感は普段プライベートで使用することの多い「LINE」に酷似しているため、直感的な操作が可能です。また、通常のLINEにはないビジネス向け機能が豊富に搭載されており、業務効率化・社内コミュニケーション促進に貢献します。
LINE WORKSとLINEは使用感こそ類似しますが、機能が異なります。
ここでは、それぞれの機能や違いについて解説します。
LINE WORKSとLINEに搭載されている主な機能は、下記の通りです。
・有料(月額450円~/人) |
LINEはプライベートで利用する人が多い一方で、LINE WORKSは会社などビジネスシーンの他、社会人サークル・クラブ活動・地域コミュニティ・保護者同士の連絡、PTA活動などで使われています。
LINE WORKSはLINEに比べ、組織や団体など複数人で使用する際に効果的なチャットツールです。
LINE WORKSは、グループウェアとして活用できるさまざまな機能を搭載しています。
例えば、カレンダー・アドレス帳・タスク・スケジュール・アンケート・メール・共有フォルダ機能などがあげられます。こうした機能の一部はLINEにも搭載されていますが、複数人がひとつのコンテンツを編集できる点が大きな違いです。
つまり、メッセージの送受信だけでなくお互いの予定やドキュメントを含む情報共有ができ、LINE WORKSひとつで社内コミュニケーションが完結するのです。ノートを最後に編集した日時や担当者を表示する機能もあり、チームでの使用に特化したツールと言えます。
LINE WORKSとLINEは、同じ機能が搭載されていても適用範囲が異なる場合があります。
例えば「ビデオ通話機能」はどちらにも搭載されていますが、LINEの場合、大人数でのビデオ通話には対応していません。LINE WORKSであれば、複数人が参加するオンラインミーティングの開催も可能です。
またLINEのアドレス帳はひとつですが、LINE WORKSのアドレス帳は社内用・共有用・個人用など使い分けられます。グループトークに送信したメッセージのうち、誰が既読(未読)なのか個別の確認も可能です。
一見同じに見える機能でも、LINE WORKSとLINEで細かな違いがあるのです。
LINE WORKSは、LINEよりも高いセキュリティレベルを担保しています。ISO/IEC 27001・27017・27018およびSOC2/SOC3(SysTrust)認証を取得しているため、秘密情報や機密情報の共有にも適しています。
また管理者アカウントのみが新規ユーザーを登録できる点や、デバイスを紛失・盗難した際には遠隔でファイルのコピー・削除ができる点も魅力です。組織もしくはユーザーごとに閲覧権限の変更や、利用状況・トーク履歴・アクセスログを閲覧できるなど、管理者にとって嬉しい機能でしょう。
管理部門に一定の監視機能を持たせたい企業や、情報流出を防ぎたい企業におすすめです。
LINE WORKSに搭載されている機能について詳しく解説します。LINE WORKSならではの機能が多いため、チェックしてみましょう。
個別のトーク画面があること、スタンプや写真を送り合えること、グループを作れることなどは通常のLINEと変わりません。個人のITリテラシーを問わず、どんなメンバーとも感覚的に・簡単にコミュニケーションできます。
さらにLINE WORKSはLINEとの連携もでき、アカウントを行き来せずともやり取りが可能な唯一のビジネスチャットです。
LINE WORKSでは、掲示板機能を活用し全体へ向けた情報共有ができます。
特定部署のメンバーのみに知らせたり、反対にパート・アルバイト含む全社員に通達することも可能です。
カレンダー機能には、チームメンバーの予定を登録できます。誰が・いつ・どこで・どんな仕事をしているか、可視化したいシーンで便利です。
また個人用のカレンダーに予定を登録しておけば、登録内容を他のメンバーが参照することはできません。自分専用のカレンダーがほしいときにも役立つでしょう。
タスク管理機能では、着手すべき業務の「見える化」を支えます。ステータスごとに進捗状況を管理できるため、状態ごとにソートすれば優先順位づけにも役立ちます。
また、担当者を変更してタスクを依頼することも可能です。
アンケート機能は、社内会議の日程調整・社内イベントの参加可否・研修の質に対するフィードバックなど、幅広いシーンに活用できます。テンプレートがあるため、アンケート作成に手間を取られることもありません。
アドレス帳は、社内用・共有用・個人用などステータスを分けて使用できます。名前はもちろん、所属部署名・役職名・社名などで検索できる機能もあり便利です。
一目でわかるUIなので、詳しいマニュアルがなくとも操作できます。
LINE WORKS上のトーク(チャット)だけでなく、メールの送信もできます。例えば、LINE WORKSを導入していない取引先にメールを送りたいとき、わざわざ他のメーラーを立ち上げる手間がありません。
セキュリティレベルも高く、外部からのアクセスをシャットアウトしてくれる点もLINE WORKSならではです。
Driveなどクラウド上のデータ保管サービスも、LINE WORKSと連携できます。パソコンはもちろん、スマートフォン・タブレットなどモバイル端末からのアクセスもできるため、出先でドキュメントを閲覧したいときに便利です。
総務部・人事部・情報システム部など、管理部門の社員であればLINE WORKSの一括管理が可能です。誰にどの権限を付与するか、どのアカウントをいつ作成(削除)するかなど自由に扱えるため、利便性が高いでしょう。
また、LINE WORKSの利用状況を可視化できるレポート機能も搭載されています。
LINE WORKSでは、Botを無料で利用できます。社内FAQや社内マニュアルを整備したいシーンと相性がよく、活用次第ではヘルプデスクの縮小も可能です。
ビジネスチャット選定において、欠かせないポイントが「セキュリティ性」です。場所や時間を選ばずに使用できるツールだからこそ、企業の管理が煩雑化する恐れがあります。
ここでは、LINE WORKSのセキュリティについて解説します。
スマートフォンでの利用を想定したセキュリティ対策がされているため、プライベート用スマートフォンでも安心してLINE WORKSを使用できます。
例えばLINE WORKS以外のアプリケーションと連携するには管理者の許可が必要であったり、パスワード設定のないドキュメントをアップロードできないようにしたり、セキュリティレベルは自由に変動できます。
LINE WORKSにアクセスできる端末を限定すれば、よりセキュリティを高められるでしょう。
管理画面では、監査ログの取得や端末ごとのモニタリングが可能です。
普段LINE WORKSでどんなコミュニケーションをしているか、いつ誰がどのくらいのデータボリュームをやり取りしているか、部署・役職ごとに目立った差異がないかなど、細かくチェックできます。
プライベートなデータにはアクセスできないため、プライベート用スマートフォンでLINE WORKSを使う場合でも、心理的な抵抗が少ないでしょう。
LINE WORKSの料金プランは、下記の通りです。
自社の導入範囲や使いたい機能に合わせて、料金プランを検討しましょう。
働く環境が変化している昨今、チーム間でのシームレスなコミュニケーションのために、ビジネスチャットは欠かせない存在です。
LINE WORKSはビジネスシーンに特化したビジネスチャットであり、高いセキュリティレベルを担保しています。ソリューションの活用によるパフォーマンス向上を狙いたいときは、LINE WORKSを検討してはいかがでしょうか。
コネクシオでは、LINE WORKSの導入サポートをおこなっています。「自社に合ったプランがどれか分からない」など、ぜひお気軽にご相談ください。
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