LINE WORKSとLINEを連携させることのメリットとしては、大きく2点挙げられます。
①LINEと「直接」やりとりができる
先述のとおり、LINE WORKSはLINEと連携することができます。これは、数あるビジネスチャットサービスの中でも唯一です。LINEと「直接」やりとりができる点が、LINE WORKSの外部トーク連携機能を使う最大のメリットだと言えます。
②顧客とのコミュニケーションの円滑化と業務効率化の実現
LINEを使う様々なユーザーと直接やりとりができるようになるため、顧客へのパーソナルな営業や店舗のリピーター予約、メールをあまり使わない学生向けの連絡手段等、様々なコミュニケーション施策として活用することができます。また、顧客とのコミュニケーションが円滑になるので、業務効率化にも繋がります。
LINE連携でできること/できないこと
続いては、外部トーク連携機能でできることとできないことについて、それぞれご紹介します。
できること
LINE WORKSからLINEに向けてできることとしては、以下の項目が挙げられます。
● テキストメッセージ送信(既読・未読表示)
● スタンプ送信
● 画像・動画・ファイルの送信
● カメラからの写真・動画の送信
● Drive内の画像・動画・ファイルの送信
● 端末内のファイル・連絡先送信
● 位置情報の共有
● ボイスメッセージの送信
● アンケートの送信
● 監査機能によるログの監視
また、LINEからLINE WORKSに向けてできることとしては、以下の項目が挙げられます。具体的には、アンケートの送信と監査機能によるログの監視がなくなります。
● テキストメッセージ送信(既読・未読表示)
● スタンプ送信
● 画像・動画・ファイルの送信
● カメラからの写真・動画の送信
● Keep内の画像・動画・ファイルの送信
● 端末内のファイル・連絡先送信
● 位置情報の共有
● ボイスメッセージの送信
できないこと
LINE WORKSからLINEに向けてできないこととしては、以下の項目が挙げられます。
● 音声通話
● ビデオ通話
● 画面共有
● LINE WORKSグループ機能
● 通訳機能
また、LINEからLINE WORKSに向けてできないこととしては、以下の項目が挙げられます。
● 音声通話
● ビデオ通話
● LINE Pay
● LINEの連絡先情報
● ノート
● LINEのみのサービス
LINE WORKSとLINEの連携方法
次に、LINE WORKSとLINEの連携方法を見ていきましょう。大きくは2ステップです。
①管理者の外部トーク連携機能を有効にする
LINE WORKSには管理者アカウントとメンバーアカウントがあり、管理者アカウントでは、LINE WORKSのユーザー登録を行うことができる他、外部トーク連携機能のON/OFFも設定できます。
まずは管理者権限のユーザーから、外部トーク連携機能を有効にしてもらい、LINEと連携できる設定に変更してもらいましょう。
②連携(スマホアプリから連携の場合)
続いては、社外のLINEユーザーとの連携です。スマホアプリから連携を進める場合は、マイプロフィール画面のトップ画面右下にある「・・・」ボタンをタップしたあとに、「自分のQRコード」「自分のトークID」「招待用リンク」のいずれかから連携を進めましょう。
②連携(パソコンのブラウザからの場合)
パソコンかr連携を進める場合は、トーク画面の左下にある「環境設定」ボランをクリックし、そこから「自分のQRコード」「自分のトークID」「招待用リンク」「LINE WORKSアドレス帳に追加」のいずれかから連携を進めましょう。
連携方法は以上となります。非常にシンプルであることがお分かりいただけるでしょう。
LINE WORKSのセキュリティ管理について
LINE WORKSは多様な現場のメンバーに活用してもらうからこそ、セキュリティ対策も必須です。具体的には以下の機能が提供されています。
●
パスワード設定、閲覧権限など
●
トーク内容の管理者アカウントでの監視
●
各アカウントへのアクセス状況の確認
●
退職者対応としてのアカウント削除 等
特に最後に記載したアカウント削除について、LINEの場合は当然ながらユーザー自身がアカウントを削除しない限り対応できるものではありませんが、LINE WORKSの場合はユーザーを管理者アカウントが一手に管理しているので、退職者のアカウントがずっと残り続けるといった心配が必要ありません。
もちろん、LINE WORKS内のグループに所属していた場合は、そのグループからも自動的に削除されます。
LINE WORKSとLINE連携による業務改善の事例
最後に、LINE WORKSとLINE連携による業務改善の事例を2つご紹介します。
高級輸入車を販売する株式会社ヤナセでは、店舗のセールススタッフ数千人から「LINE で連絡を希望されているお客様がいる」という意見が寄せられていたことから、LINE WORKSを導入しました。
お客様とのコミュニケーションの活性化はもちろん、各支店のスタッフ同士の業務連絡や、全社員への一斉伝達などにも利用されており、組織全体のコミュニケーションも促進されている状況です。
お客様とのLINEでの具体的なやりとりや効果については、ぜひ以下の記事をご覧ください。
まとめ
LINEと連携できる唯一のビジネスチャットツールとして、LINE WORKSの活用の幅は広いと言えます。特にBtoC事業を展開する企業にとっては、業務効率化と売上向上の両面で非常に有効なツールになるでしょう。
セキュリティ対策を万全にしつつ、LINEとの連携を実現する外部トーク連携機能を活かしてください。
コネクシオでは、LINE WORKSのガイドブック入門編をホワイトペーパーにまとめてご提供しているので、こちらも併せてご覧ください。
関連資料:
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