AI開発・運用、DX人材育成を手掛ける株式会社SIGNATEは「ChatGPTのビジネスにおける活用法と限界」セミナーの参加者を対象に、「ChatGPT利用実態」についてアンケート調査を行いました。
ChatGPTに関心が高いリテラシー層のChatGPT利用実態調査結果 現在利用中は7割を超えた一方で会社による禁止の実態も
調査結果サマリー
- 普段からChatGPTを利用している方は、71.6%。また、現在利用していないと回答した28.4%も、今後利用したいと回答。
- ChatGPTを利用していないと回答したうち、約2割の方が会社からChatGPTの利用が禁止されているためと回答。
- 利用用途の1位は「アイデア提案」、2位は「データの収集」。今後の利用用途は、半数以上の人が「ドラフト作成」で利用したいと回答。
- 今後の利用シーンでは、半数以上が「データ分析」と回答。特に注目は、「人事・採用」「人材育成」の回答がセミナー受講後に大きく伸長。
<調査概要>
・調査期間:2023年3月7日(火)~3月9日(木)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:「ChatGPTのビジネスにおける活用法と限界」セミナーアンケート回答者(有効回答数:377名)
・その他 :グラフ内の数値は小数点第二位以下を四捨五入
出典元:株式会社SIGNATE「ChatGPT利用実態調査レポート」
調査結果詳細(一部抜粋)
・普段からChatGPTを利用している方は、71.6%。また、現在利用していないと回答した28.4%も、今後利用したいと考えていると回答。
・ChatGPTを利用していないと回答したうち、約2割の方が会社からChatGPTの利用が禁止されているためと回答。
・普段から35.0%が「アイデア提案」、24.7%が「データの収集」の用途で利用していると回答。半数以上の人が、今後「ドラフト作成」で利用したいと回答。
・今後の利用シーンは、50.9%が「データ分析」で利用したいと回答。3/7に実施したセミナーでは、ChatGPTの利用シーンを具体的に想起できるよう具体例をあげながらレクチャーをしたため、セミナー後には「人事・採用」「人材育成」の回答が大きく伸長した。
ChatGPTに関心が高いリテラシー層ということもあり、7割以上の方が普段からChatGPTを利用しており意欲・関心について高い傾向がみられました。
その一方で利用用途や利用シーンにおける、現在と今後の利用幅については大きな差が見られ、関心の高いリテラシー層でも使いこなせている人は多くないことが読み取れます。ChatGPTを使いこなすためのプロンプトエンジニアリング(対話する際の質問)力や、どのようなことに活用できるのか知見や知識が不足していると考えられます。
今後はChatGPTや生成AIの具体的な活用事例や、自社ビジネス・研究への活用、ChatGPTや生成AIがもたらす自社・業界全体への影響、変化、リスク、新たに誕生する人材スキルやその育成・採用などに、引き続き関心が寄せられていくと予想されます。